成長のための強力な基盤を構築
フランクフルトを拠点とするQCSは、ドイツのすべての主要なロジスティクスハブに10の支店があり、オランダ、スイス、デンマーク、ポーランド、イギリスにオフィスと子会社がある中規模の航空および海上貨物輸送企業です。1974年に設立され、現在200人以上の従業員を擁しています。2016年以降、航空貨物ユニットは前年比9.3%の成長を続けています。
成長を維持するために、地理的な観点から中東やインドなどで新規のクライアントの獲得に力を入れております。また、チームは既存のクライアントには高品質のサービスを提供し、徐々にアカウントを構築することに重点を置いています。この戦略をサポートするために、フランクフルトオフィス支店長であるNico Haltmayer氏は、運用プロセスを改善する方法を常に模索しています。
「航空貨物の分野での成長を継続するために、私たちは常に、チームの日々の業務をサポートする新しいテクノロジーを探しています。」
まさにcargo.oneの出番です。
見積もり発行までのかなりの時間を節約
フランクフルトオフィスの航空貨物部門には、既存の顧客と新規の顧客の両方から新しいビジネスを生み出すための6人のビジネス開発チームがあります。彼らの役割の性質上、電話やメールで料金を交渉するのに多くの時間を費やしています。チーム全体で、顧客に毎日100件以上の見積もりを書かなければなりません。見積もりごとに2~3の航空会社に価格交渉をすることを考慮すると、このプロセスに1日の業務のほとんどの時間を費やします。
チームにとって、cargo.oneは価格交渉から予約までの全ての流れをオンラインで一元化してくれる助け舟のようなプラットフォームとなりました。事業開発責任者のMahbod Momayezinejad氏は次のように述べています。「私はブラウザ上で常にcargo.oneを開いています。適切なリクエストが入り次第、画面を切り替えるだけで、目的地までの予約可能な料金をすばやく得ることができるのです。」
アジアのビジネス開発担当であるPatrik Kühlem氏は以下のように述べています。
「私たちの日々の業務では、常に迅速に行動し、競争力のある価格をクライアントに提供する必要があります。同時に、会社にとって有益なビジネスを生み出すことが非常に重要です。適切な意思決定を行うために、cargo.oneは頼りになるサービスです。リアルタイムでプロジェクトにすぐに利用できる予約可能な価格の相場の概要を一気に把握できます。」
顧客にプレミアムサービスを提供
長年にわたり、QCSは国内外のクライアントと強固な関係を築いてきました。この信頼関係から、クライアントは突発的な貨物輸送の依頼もQCSに入れます。多くの場合、これらのリクエストには航空貨物のアロットメントスペースを使用するほどの量がなく、時間的猶予もないケースが多いため、一括運送が可能になることはめったにありません。このような場合も、スピードが非常に重要です。チームはQCSにとっても有益な取引でありながら、貨物が次の適切なフライトに確実に乗るようにする必要があります。
Momayezinejad氏によると、
「木曜の夜に、翌週の火曜日必着の貨物のリクエストが入ることが多いです。集荷、スクリーニング、梱包などのサプライチェーンのすべてのステップを考慮に入れると、基本的にはすぐに手配を進めるよう顧客に伝えなければなりません。」とのことです。
このような場合、Momayezinejad氏は関連するフライトの詳細をcargo.oneにすばやく入力し、あらゆる航空会社の利用可能な航空便の比較をすぐに取得します。その中から最も早い到着便をフィルタリングし、火曜日までに商品を配達可能な直行便を見つけ出した上で、なおかつ顧客と合意したコストの範囲内での選択肢を提示します。最適なフライトをその場ですぐに予約し、即時で予約を確定させ、それから顧客に貨物が出荷可能であるというポジティブなニュースを伝えます。
部門間の透明性とコラボレーションの向上
メールで予約確認を受け取ると、Momayezinejad氏は運用部門の輸出マネージャーであるMaximilian Elsner氏に連絡します。Elsner氏は集荷の調整、航空運送状(AWB)の記入、そして貨物が遅滞なく到着することの確認までを担当します。Elsner氏はcargo.oneに自分のアカウントを持っており、すぐにログインしてTracking Hubで現在の予約状況を確認できます。遅延が発生した場合は、Momayezinejad氏に知らせることで、顧客にも常に状況を共有することができます。ステーションからのすべての貨物はチームで確認できるためプロジェクトに引き継ぎも簡単で、貨物が無事に配達されるまで、関連するすべての工程を従業員で見守ることができます。
Nico氏は次のように述べています。
「これらのコラボレーション機能により、プラットフォームの展開が非常にスムーズになりました。私がcargo.oneを会社にプッシュせずとも、チーム全体が自然とcargo.oneについて話しており、自発的に勧めあっていました。」
将来を見据えて
「各プロジェクトごとに相場価格をチェックすることを習慣化することで、価格に対する感覚を磨き、最終的には価格を見てすぐに予約できることを目標としています。日程の設定がより柔軟になり、双方の条件に見合った選択肢を見つけることで、総合的見地から顧客により良い選択肢を提供できるようになります。より多くの航空会社が加わることで、より将来性の高いサービスになると期待しています。」
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