cargo.oneのシニアビジネス開発マネージャーであるVeit Dingesが、EL AL Israel Airlinesの貨物部門の責任者であるRonen Spira氏に、EL ALがデジタルトランスフォーメーションの取り組みを加速するパートナーとしてcargo.oneを選んだ理由と、カスタマイズされたインテグレーションプロセスにどのように取り組んだかについて伺いました。
航空貨物業界におけるデジタル化による将来的なインパクトは何だと思いますか。また、EL AL Cargoはデジタル化の過程で現在どのあたりに位置していますか?
航空貨物業界では、他の多くの業界と同様に、デジタル化のレベルが上がれば、効率と顧客サービスが向上します。現在、航空貨物の予約方法と予約後のプロセス全体でデータ品質を確保する方法は、とても非効率的で数多くの無駄なやり取りが存在します。非効率性を解消することができるだけでなく、デジタル化によって航空貨物サプライチェーンの俊敏性は改善されます。EL AL Cargoでは、プロセスのデジタル化のレベルを高め、外部との接続を強化することで、多くのメリットを得ることができます。cargo.oneとの提携により、我々のデジタル化の構想に勢いをつけてくれました。今後もcargo.oneと協力して、これまで以上に多くの市場でより多くの製品を掲げ、デジタルプレゼンスを強化していきます。
cargo.oneでは現在、複数の航空会社にプラットフォームを提供していますが、デジタル配信プロジェクトを開始するのに適切な時期かどうかをまだ迷っている航空会社も多くあります。EL ALが我々のプラットフォームに加わるというニュースは、一部のお客様を驚かせたかもしれません。EL AL Cargoにとって今デジタル化に取り組むことが理にかなっているのはなぜですか?
デジタル化は技術的にも組織的にも一からの勉強になるため、私たちはこのようなプロジェクトに着手することを早くから検討していました。デジタル化への舵取りをできるだけ早く進めることで、今後数か月から数年にわたって能力を伸ばすことができます。cargo.oneとの協業には費用がかからないため、航空会社がcargo.oneとデジタル化のプロジェクトをできるだけ早く開始することは完全に理にかなっています。率直に言って、効果的な方法がよくわからないままに成長しきった市場に後から参入するよりも、市場が若いうちに参入し、みんなが手探りの条件下で学んでいくリスクの方が小さいと感じます。デジタル配信プロジェクトを開始するためのリソースや適切な知識がないと感じている企業があることもわかります。しかし、十分な知識のあるパートナーと組めば、デジタル化の敷居はうんと低いのです。
では、これがcargo.oneを利用することにした理由ですか?
cargo.oneとの提携は、デジタル化への勢いと多くの外部の専門知識がもたらされ、業界ではまだ一般的ではない、非常に顧客中心の製品を開発することを可能にしました。
デジタル化は技術的かつ組織的な課題であり、cargo.oneにはこれらの両方の面での取り組みをサポートしてくれます。何よりも、cargo.oneのチームは素晴らしく、我々は創業者のビジョンである、よりデジタルな航空貨物業界を信じています。
提携のプロセスはどのようなものでしたか?
私自身は日々の提携に関する業務には関与していませんでしたが、cargo.oneが提携業務を管理し、私たちが抱えていた多くの調整業務を取り除いてくれたことをチームから聞いています。提携に伴い、カスタマイズされた技術ソリューションを概念化することからデータの収集と開発を管理するプロジェクト、および進行中の他のステップまで、多くを担ってくれました。これは、デジタル化について十分な知識があり、このプロセスを推進するためのツールとプロセスを備えているチームと協業することがいかに理にかなっており、重要か物語っております。
デジタル化を進める道筋の上で、次のステップは何ですか?
現在、ルフトハンザ、ABCなどと並んで我々の持つスペースが記載されていますが、私共のデジタル化の取り組みはまだ始まったばかりです。ビジネスプロセスの分野ではデジタル化すべき部分が多く残っており、もっと強力な提携関係を築くことができると考えています。デジタル化は旅であり、私たちがこれまでに学んできたことを推進するために必要な最初のステップを今踏み出したところで、これからも学び、実行し続けます。
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