航空貨物業界にもデジタル化の波が押し寄せ、複数の航空会社でデジタルの導入が結果につながっています。Finnair Cargoはマルチエアライン予約プラットフォームのcargo.oneと提携することで、自社以外の媒体を介したサードパーティチャネルで業界をリードするデジタル予約数を短期間で達成しました。
市場の状況
一部の事業者は、既にデジタル配信の道を切り開いています。そうすることで業界からの要求に応え、同時に貨物輸送業者からの常に変化するリクエストにも応えています。顧客の期待は普段の生活でのデジタル経験によって形作られており、既に市場に溢れているデジタル予約サービスの広がりからも十分に明らかになっています。
業界をリードするAFKLは最近、貨物全体の収益の23%が社内システムであるmyCargo予約ツールを介して予約されているのに対し、Etihad Cargoは去年1年間でオンライン予約率を33.7%に引き上げたと発表しました。SAS Cargoは2018年にオンラインで行われたすべての予約の85%以上を占め、デジタル予約のベンチマーク更新をし続けています。
Finnairのcargo.oneでの成功
上記の例のような独自のソリューションに投資することに加えて、 Finnair Cargoは、顧客中心のマルチチャネル戦略の結果として、 2019年の初めにcargo.oneと提携することを決定しました。
導入直後から、パートナーシップはすでに実を結び始めています。cargo.one上でFinnair Cargoが表示されるようになってから7週間で、Finnairはcargo.oneのプラットフォームから、ドイツでの一般貨物およびエクスプレス貨物の予約の27%、フィンランドの国内市場での貨物予約の15%を達成しました。
cargo.oneは、Finnairがマルチチャネルアプローチを採用し、顧客にデジタルでサービスを提供できるように貢献しました。この新しい流通チャネルにより、Finnairは、デジタル化と顧客第一の考えの元に、限られたインフラ投資で流通戦略の実行に集中することができ、貨物輸送業者の期待に応え、顧客の日常業務内でのFinnairの存在感を高めることに繋がりました。
「航空貨物の予約がこれほど速くて簡単だったことは、未だかつてありませんでした。cargo.oneのおかげで1日当たり2~3時間の作業時間を節約できています。特にアジアと北米への多くの素晴らしいFinnair便を予約できるようになり、今や欠かせない貴重な存在です。」
Hauke Langert氏
Skyline Express 航空貨物マネージャー
デジタル販売チャネル
デジタル流通チャネルは情報の錯綜を大幅に減らし、航空会社が高度な流通戦略を実行できるようにします。
応答の待機時間とプロセス費用の削減、および顧客中心のワンストップショップのユーザーエクスペリエンスにより、無駄なやり取りが軽減されます。航空会社は顧客の傾向や購入行動について学習することで顧客への提案価値をさらに改善し、価格を最適化することで戦略を改善できます。
専用のデジタル販売チャネルの構築は一朝一夕に行われたわけではなく、ほとんどの場合、事業者は自社のデジタル配信インフラに多額の投資を行う必要があります。
デジタルテクノロジーの進歩により、航空貨物に流通チャネルを提供する新しいデジタルマーケットプレイスのビジネスモデルが出現しました。これらのマーケットプレイスは、自社チャネルの構築と比べて大幅に少ない投資額で、自社チャネルでは補えない差別化された価値を提供します(たとえば、データ製品や需要と供給のマッチングの改善まで)。
cargo.oneと提携することで、Finnairのデジタルマーケットプレイスへの投資は既に投資額以上の価値を創出しております。
今すぐサインアップして、cargo.oneでフィンエアーの見積もり予約を開始しましょう。
The latest cargo.one insights. Straight to your inbox.